現在開催中の「父と母と娘の三人展」より片山明さんの作品をご紹介します。
「カラマツ林」 写真
真っ白な世界を木々が浮遊しているかのような不思議な作品です。写真と言われなければペンや墨を使ったイメージ作品とうっかり見間違えそうですね。
雪の中での撮影だったそうです。柔らかい光の加減と降る雪のおかげで、主題のカラマツのみが眼前に現れるという幻想的な瞬間を捉えられました。白銀の世界の中を、ただ静かに立つカラマツの木々。じっと見つめていると自然の雄大さと共に、無常といったような感情も沸き立ってきます。
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